空気にほろ酔う
こんにちは。新入社員のMです。
今回は、前回に引き続き、都会の明るい場所から暗がりへ一歩足を進めていく様子をお伝えしていきます。
扉を開いた先にあったのは、ほの暗い照明が映えるバーでした。
こちらはノンアルコールバー。
お酒が飲めなくとも楽しめる、隠れた社交場です。
カウンターの向こうには、ガラス瓶やボトルがその内側にカクテルベースの液体を輝かせて、大きな棚に立ち並んでいます。
そこから離れたテーブル席にも、時折バーテンダーの軽やかなシェイクの音が届いてきました。
私はドリンク2杯とカヌレのセットを注文。
1杯目は、ファジーネーブルというカクテルを模したドリンク。
元になったカクテルと同じく、桃とオレンジを基調とした一品です。
浮かべてある星型はオレンジの皮からできていたのか、それらしい風味を漂わせていました。
そして2杯目は、オレンジワインをイメージして作られたドリンク。
本来のオレンジワインは白ブドウを用いたオレンジ色のワインなのですが、こちらではブドウを使わないというところからチャレンジした一品となっていました。
メニューを味わい、ゆったりと寛いだ後は、名残惜しくとも店を出なければなりません。
そんなちょっと憂鬱になってしまう出口には、こんな遊び心ある看板が。
今日はもう退店してしまっても、また次回、「続きから」を楽しみにすればよいのでしょうね。