こんにちは。新入社員のMです。

今回からは、複数回に分けて藤田美術館で鑑賞できた美術品についてお伝えしていきます。

こちらの作品は七宝焼という技法で作られた、４つの側面をもつ花瓶です。

青を基調とした側面には山脈や楼閣が堂々とした姿で描かれており、その雄大さはきっとどのような花を活けても霞むことは無いでしょう。

こちらの作品は、国の重要文化財にも指定されている、壺型の香炉です。

香炉とは、香料を焚いてその香りを周囲に漂わせるための道具。

香炉は宗教においても大きな役割をもっており、こちらの外周部に描かれている文様も密教道具を鮮やかに彩ったものなのだとか。

そしてこちらの作品は、美術品の海外流出を防ぐために制定された、国の重要美術品に認定されている置物です。

あしらわれているのは、鶏ではなく「鷁（げき）」という中国の伝説上の鳥。

他にも船の帆の絵柄が松竹梅や鶴などの、おめでたいとされている意匠がふんだんに盛り込まれています。