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東京都現代美術館

新入社員のH.Hです🌼

木場公園の中にある東京都現代美術館に行ってきました!!

そこでは、『翻訳できない 私のことば』という展示会に行ってきました。

会期は4月18日〜7月7日

参加作家はユニ・ホン・シャープ、マユンキキ、南雲麻衣、新井英夫、金仁淑の5名。

自分と異なる誰かにとっての「わたしの言葉」と対峙することで、自分にとっての「わたしの言葉」をとらえ直すことが出来るような作品が並ぶ。今回の展示のテーマについて、ステートメントでは次のように綴られた。

他言語を学ぶことでその言語を生み出した人々の文化や歴史に触れるように、誰かのことを知ることは、その人の「わたしの言葉」を、別の言葉に置き換えることなくそのまま受けとろうとすることから始まるのではないでしょうか

まず初めに、部屋に入る際に写真下のパスポートに目を通すことが求められます。

アイヌとして生きるマユンキキが、表舞台に出ることで日常的に感じている恐怖や危険を少しでも知ってほしいという思いから設置されたものです。

3歳半で失聴し、現在は日本手話を第1言語とする、ろう者としてのアイデンティティを獲得している南雲麻衣は、監督:今井ミカとの協働による映像インスタレーション作品《母語の外で旅をする》(2024)を展開しています。

南雲が母、ろう者の友人、パートナーと、音声日本語・手話の両方を用いながら会話を行う様子が3つのブースごとに映し出される本作品は、手話や音声日本語といった言葉のラベリングにとらわれない、南雲の言葉の世界を垣間見ることが出来るようです。

パフォーマー、体奏家の新井英夫は、思い通りに言葉を表出しにくい/身体が動かしにくい人たちと向き合い、内なる「からだの声」に耳を澄まし尊重しあう身体表現ワークショップで高い評価を受けているアーティスト。本展では新井のこれまでの活動を紹介するとともに、実際にワークショップで行われたエクササイズを体験出来るような展示が行われています。

また、すべての展示を見終わったあとにはラウンジと呼ばれるフリースペースが設置されており、本展に関連する書籍などが置かれていました。言葉の多様性について深い思索を促すような作品が並ぶ本展では、このスペースで腰を掛けて頭を休めたあとに、展覧会をもういちど回ってみるのも良いように思いました。

投稿日: 2024年6月28日