温もりも冷たさも
こんにちは。新入社員のMです。
今回は、彫刻師の方がその腕で作り上げた木彫りの作品たちについてお伝えしていきます。
百貨店の一画には、彫刻師の方が作業できるように整えられた畳が少し。
この時に出会った彫刻師さんは、お爺さんの代から技術を受け継いできたとのことでした。
お祭りの花形であるだんじりや仏具、そして個人宅の表札に至るまで。
幅広い作風は確かな実力をお持ちだからこそなのでしょう。
滋賀県彦根市のマスコットキャラクター、ひこにゃん。
木彫りの姿になると、兜と角の凛々しさが一層引き立ちますね。
木彫りの作品の魅力を挙げるのならば、やはり材質の違いを楽しむことができる点でしょうか。
色味、照り、木目、彫り跡の残り方など。
よく、「この作品は木の温もりを感じられていい」という評価が使われもしますが、私が思うにそういった温度感は木彫りの持つさまざまな要素から成り立つ印象であり、木彫りであるからといって必ずしも温かみがあるわけではないと思うのです。
それでは、冷たい印象を受ける作品にはどのような魅力が秘められているのでしょう。
見かけた瞬間に得た印象を逃さずに紐解いていくと、そこには多くの技術と新たな魅力が隠されているのかもしれませんね。
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