法善寺(ほうぜんじ)
こんにちは。新入社員のMです。
今回は、水掛不動尊という全身が緑色に苔むした石仏で有名な法善寺についてお伝えしていきます。
法善寺は、水掛不動尊と千日前という地名の由来として有名なお寺です。
水掛不動尊は、戦後すぐの時代に、とある参拝者が石仏にすがるようにお供えの水を手ですくって掛けたことを始まりとして今の姿になったと言われています。
不動尊の苔むした姿の、青く生き生きとした様子を見れば、非常に多くの人々が今でも願いを託していることが自ずと分かってきます。
また、大阪・道頓堀から見て南東にある地域を指す「千日前」という言葉は、ここ法善寺でとある法師が千日念仏を唱え続けたという逸話から生まれたとされています。
街中にあるこちらの境内は、まるで公園のような解放感がありました。
それと同時に、厚く立ち込める線香の白煙がこの場所を、人々の願いと暮らしに寄り添う仏様の居場所として成り立たせているようでもありました。
気軽に訪れることができ、それでいて掛けた願いはきっと大事に聞き届けられるのだろうなとも思わせる、そんな温かみを感じる場所でした。
投稿日: 2023年9月26日
タグ: 参詣